BOOK

サンフレッチェ情熱史

2013.12.13

<内容紹介>
Jリーグ発足時からのクラブであるサンフレッチェ広島。伝統を誇る名門はしかし、Jリーグブーム終焉とともに一度は経営的に破綻する。追い打ちをかける2度にわたるJ2降格。緊縮財政を強いられ、主力の流出はもはや日常茶飯事となっていく。
だが、それでも広島は死ななかった。08年、J2で静かに始まった広島旋風は、その戦術的革命とともに日本サッカー界を動かしていく。背景には「取られても、なお湧き出る」魔法の泉のごとき育成組織、そして苦難の時期に取り組んだ会社改革という確固たる背景と明確な戦略があった。
12年、J1初優勝。13年、Jリーグ史上4クラブ目となる連覇達成。その全容について、欠かさず練習場とスタジアムに足を運び、クラブへ愛と情熱を注ぎ続けた“地方ライターの鑑”中野和也が鮮やかに解き明かす。

<目次>
はじめに――2連覇の夜。2013年12月7日
第1章 ナカノカズヤの原風景
居酒屋、そしてリクルートにて/サンフレッチェという原風景
第2章 久保允誉と、久保竜彦
サンフレッチェの、新社長/訪れた、最初の危難/森保一との対話/ドラゴンとの出会い
第3章 エディ・トムソンの真意
なぜトムソンは黙していたのか/“ポイチ”の帰還/久々の優勝争い、そして
第4章 頑固オヤジと、息子たち
カズ、浩司、駒野/現出した「3人の世界」/トムソンの遺産
第5章 ヴァレリー・ニポムニシ
ロシアより勇気を込めて/大木の覚醒、藤本の自省/革命は、突然の終幕へ
第6章 降格と
二つのVゴール/ガジエフという選択/木村孝洋が背負いしもの
第7章 全広島の力
久保、藤本、トゥーリオが去る/小野剛、憔悴と決断/9月23日、ビッグアーチ
第8章 革命前夜
悲劇の中の、一個の決断/受け取ったバトンと、佐藤寿人/ミシャとの出会いと得た直感
第9章 誕生、広島サッカー
2度目の、降格/奇跡への一歩と久保竜彦の帰参/カズの決意、ミシャの決断、4月29日
第10章 森保一
去り行く珠玉の偉才たち/矢を束ねる手腕、矢を放つ責任感/寿人、石原、そして背番号7/誇り/ウイニング・ザ・レインボー
おわりに――情熱の継続

巻末付録
サンフレッチェ広島 大年表 1992年~2013年
サンフレッチェ広島 全戦績 1992年~2013年


<著者プロフィール>
中野和也 Kazuya Nakano
1962年生まれ。長崎県出身。広島大学経済学部卒業後、株式会社リクルートで各種情報誌の制作・編集に関わる。1994年よりフリー、1995年からサンフレッチェ広島の取材を開始。以降、各種媒体でサンフレッチェ広島に関するレポート・コラムなどを執筆した。2000年、サンフレッチェ広島オフィシャルマガジン『紫熊倶楽部』を創刊。以来10余年にわたって同誌の編集長を務め続けている。


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