サッカーを笑え #67
次々とリークされる内紛劇に、会長の我を忘れた緊急会見。そんなレアル・マドリーに降って湧いた話が、ジョゼ・モウリーニョ(現ベンフィカ監督)13年ぶりの帰還である。グラウンド上では2シーズン連続無冠に終わった「世界一の成績を誇るチーム」はもう、この“劇薬”に頼るしかないのか?
陰謀論を繰り返したフロレンティーノ会長の暴走会見
カオスの闇から瓢箪から駒が出てくる恰好で、あの男がレアル・マドリーへ戻ってこようとしている。
去る5月12日、フロレンティーノ・ペレス会長が緊急記者会見を開くと聞いた時、ついに辞任発表か新監督発表かと思った。が、そのどっちでもなかった。もう、おなじみになった陰謀論の繰り返しだった。陰謀①マスメディアが結託してアンチキャンペーンを行っている。陰謀②ネグレイラ事件――バルセロナが20年間、審判副委員長に大金を渡していて、ジャッジを操るための賄賂だったのでは、という疑惑――は今も続いており、今季も勝ち点18ポイントを奪われてリーグ優勝を逃した。
Florentino y el caso Negreira: "He ganado siete Champions y siete ligas. Podía haber ganado 14, porque las otras me las han robado" pic.twitter.com/oEq1hQK2ys
— MARCA (@marca) May 12, 2026
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Profile
木村 浩嗣
編集者を経て94年にスペインへ。98年、99年と同国サッカー連盟の監督ライセンスを取得し少年チームを指導。06年の創刊時から務めた『footballista』編集長を15年7月に辞し、フリーに。17年にユース指導を休止する一方、映画関連の執筆に進出。グアルディオラ、イエロ、リージョ、パコ・へメス、ブトラゲーニョ、メンディリバル、セティエン、アベラルド、マルセリーノ、モンチ、エウセビオら一家言ある人へインタビュー経験多数。
