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ベンゲルが提唱し、FIFAが検討中。「W杯隔年開催」の経済効果とは?

2022.11.10

フットボリスタ第92号』より掲載

 2021年からFIFAが推し進めてきたW杯の隔年開催案は実のところ消えかかっている。FIFAでチーフ・オブ・グローバルフットボールデベロップメントを務めるアーセン・ベンゲルが主導してきたこの計画は、UEFA、CONMEBOL(南米サッカー連盟)、FIFPRO(国際プロサッカー選手会)等の反対もあり、実現の見込みが薄くなっている。実際に3月に行われた第72回FIFA総会で会長のジャンニ・インファンティーノはFIFAがW杯の隔年開催を提案していない旨を述べて、隔年開催案から距離を置く発言をしている。……

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W杯アーセン・ベンゲル

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schumpeter

2004年、サッカー雑誌で見つけたミランのカカを入口にミラニスタへ。その後、2016年に当時の風間八宏監督率いる川崎フロンターレに魅了されてからはフロンターレも応援。大学時代に身につけたイタリア語も活かしながら、サッカーを会計・ファイナンス・法律の視点から掘り下げることに関心あり。一方、乃木坂46と日向坂46のファンでもある。

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