
テクニカルスタッフ。監督と信頼で繋がる、もう一つのチーム:レバークーゼン
年々重要度が増しているテクニカルスタッフ。最先端のトレーニングを、選手たちに正しく実践させ、成長を促し、そして勝利に導く、監督を頂点とした“もう一つのチーム”を各クラブがどのように編成しているのか、その実態に迫る。
※『フットボリスタ第89号』より掲載
今、バイヤー・レバークーゼンは過渡期にある。2005年からスポーツディレクター、そして2018年からはマネージャー(スポーツ部門取締役)として強化を仕切ってきたルディ・フェラーが今夏に退任するのだ。2018年からスポーツディレクターを務めているジモン・ロルフェスが、新たにマネージャーに就任して後を引き継ぐ。
すでにスタッフ人事については、ロルフェスが全権を握っている。今季就任したスイス人のジェラルド・セオアネ監督に連れて来られた腹心は、コーチのパトリック・シュナルビラーのみ。ロルフェスは自らのネットワークを使い、バルセロナBのコーチ、アルベルト・エンシナスをスタッフに加えた。
エンシナスはコーチとしてセオアネ監督を支えつつ、若手を育てる役割を担う。ロルフェスは抜擢の意図をこう説明する。……
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Profile
木崎 伸也
1975年1月3日、東京都出身。 02年W杯後、オランダ・ドイツで活動し、日本人選手を中心に欧州サッカーを取材した。現在は帰国し、Numberのほか、雑誌・新聞等に数多く寄稿している。
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