8月28日のチェルシー戦は惜しくも1-1に終わったものの、プレミアリーグ開幕3戦を2勝1分と良好な滑り出しを見せたリバプール。マンチェスター・シティに独走を許し、王座から3位に転落した昨シーズンを経て、クロップ体制7年目を迎えたレッズの逆襲に期待だ。積極補強を敢行するライバル勢に対し、継続路線で臨むチームの現状、3試合で見えた新たな手法や課題を、LFCサポーターの“情報”と“情熱”が集う場所『リバプールFCラボ』で戦術班を担うトリコレッズさんに分析してもらった。
CB陣の相次ぐ長期離脱、声援の消えた“要塞”アンフィールドでの連敗、若手の躍動、守護神の奇跡の一撃、そしてCL権奪取――。ジェットコースターのような20-21シーズンをプレミアリーグ3位で切り抜けたリバプールは、他チームの絢爛豪華な補強と比べると(現時点では)静かなオフを経て、新シーズンに乗り込んだ。
開幕3試合はノリッジ(○0-3)、バーンリー(○2-0)、そしてチェルシー(△1-1)を相手に2勝1分、6得点1失点。これは(10人のチェルシー相手に引き分けたという事実もあるが)上々の立ち上がりと言えるだろう。
ここでは、開幕3試合で見えてきた戦術的特徴をもとに、新シーズンのリバプールを読み解いていきたいと思う。
戻ってきたCBの配球力
……
Profile
トリコレッズ
LFCラボライター・戦術班所属。2005年、「イスタンブールの奇跡」でリバプールファンに。少年サッカー時代にCBだったこともあり、CBの選手を偏愛している。Jリーグでは横浜F・マリノスのサポーター。
関連記事
RANKING
Information
蹴球ヒストリア 「サッカーに魅入られた同志たち」の幸せな来歴
2023.06.11
モダンサッカー3.0「ポジショナルプレー」から「ファンクショナルプレー」へ
2023.06.11
TAG
関連記事
2024.04.27
着たら運が向いてきた? ショーン・ダイシ監督が身にまとう“魔法のジャージ”
2024.04.16
ディルク・カイト率いるベールスホット、ベルギー2部優勝
2024.03.15