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フランスの若きエース、キリアン・ムバッペ。EURO2020でも攻撃陣を牽引している彼の最大の武器は人並み外れたスピードだが、そのルーツはどこにあるのか。現在の課題と対策、同僚ネイマールと自身の比較など、興味深いテーマをムバッペ自身が語っている。
現在開催中のEURO2020でも、フランス代表の攻撃の要として活躍中のキリアン・ムバッペ。
2018年のW杯で4得点を挙げたワンダーボーイは、今大会ではまだ得点はないが、グループリーグ最後のポルトガル戦では、ボール・ポグバのパスに反応してゴール前に切り込んだ彼が倒されてPKをゲット。これをカリム・ベンゼマが決めて、フランスに貴重な同点ゴールをもたらした。
彼の持ち味は、何といってもそのスピードだ。
そして彼自身が「僕がいると、相手はラインを下げざるを得ない。バイエルンのようにハイプレスを信条とするチームでさえ、僕がいる時は30mほどラインを下げることになるんだ」と語っているように、このスピードはチーム全体の武器でもある。
動物を見てスピードに魅了
その、彼の代名詞とも言えるスピードをテーマにした、先日の『FRANCE FOOTBALL』誌のインタビューが面白い内容だった。……
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Profile
小川 由紀子
ブリティッシュロックに浸りたくて92年に渡英。96年より取材活動を始める。その年のEUROでイングランドが敗退したウェンブリーでの瞬間はいまだに胸が痛い思い出。その後パリに引っ越し、F1、自転車、バスケなどにも幅を広げつつ、フェロー諸島やブルネイ、マルタといった小国を中心に43カ国でサッカーを見て歩く。地味な話題に興味をそそられがちで、超遅咲きのジャズピアニストを志しているが、万年ビギナー。
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