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ピルロ・ユベントスの分析を通して現代サッカーの“典型”と次代を展望する

2021.01.29

今季、アンドレア・ピルロ監督の就任で注目を集めたユベントス。前半戦を終えて5位(1試合未消化)とリーグ戦では出遅れているが、新任監督のチーム作りの進捗はどうなっているのか。その方向性について、トップレベルの戦術の現状、そして進化の方向性と照らし合わせながら分析する。

 クラブOBのレジェンドだからといって必ずしもビッグクラブの監督にふさわしいという評価ではなくなってきた現代において、監督経験のないアンドレア・ピルロの突然の監督就任は驚きと不安を伴う人選に映った。結果についても非常に評価が難しく、現状1年目の新人監督としては上々、一方で「ユベントス」の監督としては当落線上、といったところだろうか。

 就任時に日本でも話題になった、彼がUEFAプロライセンスを取得する際に提出した論文を見ても、実際にユベントスがピッチ上で披露しているサッカーを見ても、良くも悪くも「モダンフットボール」が教科書的に詰め込まれているのは興味深い。……

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アンドレア・ピルロユベントス戦術

Profile

山口 遼

1995年11月23日、茨城県つくば市出身。東京大学工学部化学システム工学科中退。鹿島アントラーズつくばJY、鹿島アントラーズユースを経て、東京大学ア式蹴球部へ。2020年シーズンから同部監督および東京ユナイテッドFCコーチを兼任。2022年シーズンはY.S.C.C.セカンド監督、2023年シーズンからはエリース東京FC監督を務める。twitter: @ryo14afd

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