SPECIAL

パリの生態系と自然環境を守るため…PSGがハチミツを収穫し販売!

2020.12.23

パリ・サンジェルマンに新たなトップアスリートが仲間入りしている。それはサッカー選手ではなく、ミツバチ。本拠地パルク・デ・プランス付近で養蜂が行われ、このほどハチミツが収穫され、限定販売された。

 パリのオペラ座でハチミツが作られていることは、日本でも旅番組などで紹介されているので、ご存知の方も多いかもしれない。

 オペラ座のほかにも、オルセー美術館やグランパレなど、いくつかの名所でハチミツが作られていて、「パリの名所産ハチミツ」はちょっとしたブームでもあるのだが、なんとこのたび、パリ・サンジェルマンで収穫されたハチミツができあがった。

ウッディな香りにミントのフレーバー

 今年に入ってから、パルク・デ・プランスのブーローニュ側のスタンドの裏側に養蜂箱を設置。何と言ってもパルク・デ・プランスの隣には、敷地面積が東京ドーム約170個分という広大なブーローニュの森が広がっている。自然にハチたちが集まってきて、約150kgのハチミツが集まったところでめでたく初出荷となった。

 パリは都市にしては公園が多く、人工的に植えられたいろいろな種類の花があるため、複雑で面白い味のハチミツができて著名なシェフにも人気があると聞いたことがある。……

残り:1,080文字/全文:1,590文字 この記事の続きは
footballista MEMBERSHIP
に会員登録すると
お読みいただけます

TAG

パリ・サンジェルマン文化

Profile

小川 由紀子

ブリティッシュロックに浸りたくて92年に渡英。96年より取材活動を始める。その年のEUROでイングランドが敗退したウェンブリーでの瞬間はいまだに胸が痛い思い出。その後パリに引っ越し、F1、自転車、バスケなどにも幅を広げつつ、フェロー諸島やブルネイ、マルタといった小国を中心に43カ国でサッカーを見て歩く。地味な話題に興味をそそられがちで、超遅咲きのジャズピアニストを志しているが、万年ビギナー。

RANKING