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アストンビラでも……君の名は!?ファンもBBCのレポーターも混乱

2019.08.06

開幕前に片づけたい「名前問題」

 待ちに待ったプレミアリーグの新シーズンが開幕する。ここ1週間、ファンはいつも以上に各クラブのホームページをチェックする頻度が増えたことだろう。特に昇格組の戦力チェックは欠かせないはずだ。

 今年からノリッチ、シェフィールド・ユナイテッド、そしてアストンビラの3チームがプレミアに復帰する。シェフィールド・Uは13年ぶりの復帰だが、他の2チームは数年前までプレミアにいたクラブなので馴染みのある選手も少なくない。そう思ってアストンビラの選手リストを上から読んでいると、どうしてもある選手のところで止まってしまう。それがアイルランド代表のミッドフィルダー、『Conor HOURIHANE』である。

 これは難題だ。一体、この名前は何と読めばいいのだろうか。昨シーズンの試合動画を確認すると、大半の現地実況は「フーラハン」と呼んでいた。アイルランド代表にはノリッチなどで活躍したウェズ・フーラハン(Wes Hoolahan)という選手がいたが、スペルは全く違う。

 『HOURIHANE』のスペルで「フーラハン」は無理があるように思ったが、とりあえず現地実況を信じることにした。特にアイルランドの名前は、特殊な読み方の場合が多いのである。たとえば、サンダーランドなどで活躍して現在はストークに所属する「James McClean」は、マクリーンではなく「マクレーン」と発音されるという。

BBCに『HOURIHANE』が登場!

 だから「フーラハン」だと信じていたのである。そんなとき、『BBC』のポッドキャストで『アストンビラ特集』なる企画があったので聞いてみた。すると、あの問題の選手がインタビューに登場したのである。そしてBBCのレポーターが、(おそらく)世界中の人を悩ませていた問題の核心に触れてくれたのだ。

 「あなたの名前はホーラハンなの? フーラハンなの?」

 レポーターが質問をぶつけた。するとHOURIHANEは「みんなフーラハンと呼ぶんだけど、本当は“ホウラハン”なんだ」と答えてくれた。これで問題解決と胸をなでおろしていると、レポーターがこう言い出したのだ。「ありがとう。BBCの番組でみんなに言うよ。フーラハンではなく“ハウラハン”だってね。」

 ん? ハウラハン? ホウラハンじゃないの? 何度かインタビューを聞き直したが、選手本人は「ホウラハン」と言っているように聞こえる。しかしレポーターは「ハウラハン」と言い返すのだ。筆者の耳では聞き取れないだけかもしれないし、アイルランド訛りのせいで「ハウ」が「ホウ」と聞こえたのかもしれない。いずれにせよ、問題を解決する千載一遇のチャンスを逃してしまった!

 解決しなかったものの、カタカナ表記では「フーラハン」ではなく、「ハウラハン」か「ホウラハン」が近いと思う。もし迷って分からなくなったときは、「コナー」と呼べばいいだろう!


Photo: Getty Images

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アストンビラコナー・ホウラハン

Profile

田島 大

埼玉県出身。学生時代を英国で過ごし、ロンドン大学(University College London)理学部を卒業。帰国後はスポーツとメディアの架け橋を担うフットメディア社で日頃から欧州サッカーを扱う仕事に従事し、イングランドに関する記事の翻訳・原稿執筆をしている。ちなみに遅咲きの愛犬家。