
6月の南米予選に向けて、合宿をスタートさせたブラジル代表。アトレティコ・マドリーの優勝に貢献し、負傷者の代替として追加招集されたフェリペは現地での注目度が高く、メディアに登場する機会が増えている。32歳のCBが、今季の振り返りや監督との関係、代表でのポジション争いなどについて語る。
5月27日から、6月の南米予選エクアドル戦・パラグアイ戦のための、ブラジル代表の準備合宿が始まっている。シーズンを終えた欧州のクラブから選手たちが順々に合流しているが、その中に7年ぶりのラ・リーガ優勝を果たしたアトレティコ・マドリーのCBフェリペと左SBレナン・ロディの姿もあった。

リーグ最少失点を支える
ブラジル人の監督や選手、サッカーメディア関係者にブラジル全国選手権の魅力を聞くと、多くの人が競争の激しさを特徴の1つに挙げる。毎年のように上位が混戦となり、意外な逆転劇が起こるなど、最後までどこが優勝するかわからない。
その際「例えばスペインなら、優勝は普通、レアル・マドリーかバルセロナのどちらかだが……」と、例に出されることが多い。……
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Profile
藤原 清美
2001年、リオデジャネイロに拠点を移し、スポーツやドキュメンタリー、紀行などの分野で取材活動。特にサッカーではブラジル代表チームや選手の取材で世界中を飛び回り、日本とブラジル両国のTV・執筆等で成果を発表している。W杯6大会取材。著書に『セレソン 人生の勝者たち 「最強集団」から学ぶ15の言葉』(ソル・メディア)『感動!ブラジルサッカー』(講談社現代新書)。YouTube『Planeta Kiyomi』も運営中。
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