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スーパーリーグ構想に不参加のPSG。アル・ケライフィ会長の人物像とは?

2021.04.23

ヨーロッパ・スーパーリーグ構想に最初から参加せず、各方面からの評価を高めたパリ・サンジェルマン。特にナセル・アル・ケライフィ会長は、欧州クラブ協会の要職に就くなど、存在感を強めている。カタールマネーでフランスの首都クラブを買い取った金満経営者ではあるが、彼は人間的な魅力にあふれた人物でもあるのだ。

 大旋風を巻き起こしたかと思ったら、48時間後には頓挫と、あっという間に去っていった今回のヨーロッパ・スーパーリーグ騒動だが、この一件で最大の「勝ち組」と言われているのが、パリ・サンジェルマンのナセル・アル・ケライフィ会長だ。

 スーパーリーグ構想の発表と同時期に行われていたUEFAの定例会議で、彼は執行委員に再選された(任期は2024年まで)。それに続いて、欧州の主要クラブで構成される欧州クラブ協会(ECA)のチェアマンにも選出された。

 チェアマンはユベントス会長のアンドレア・アニェッリ氏が務めていたが、スーパーリーグ構想発表の後、推進役だった彼はこのポストを辞任。空いた席に真っ先に推薦されたのがアル・ケライフィ氏だったが、彼は「メンバーの1人として、そしてPSG会長としての立場で、全力で協力していきたい」と一度は断っている。しかし4月21日の役員会で、担ぎ出される形で選出された。……

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デイビッド・ベッカムナセル・アル・ケライフィパリ・サンジェルマン

Profile

小川 由紀子

ブリティッシュロックに浸りたくて92年に渡英。96年より取材活動を始める。その年のEUROでイングランドが敗退したウェンブリーでの瞬間はいまだに胸が痛い思い出。その後パリに引っ越し、F1、自転車、バスケなどにも幅を広げつつ、フェロー諸島やブルネイ、マルタといった小国を中心に43カ国でサッカーを見て歩く。地味な話題に興味をそそられがちで、超遅咲きのジャズピアニストを志しているが、万年ビギナー。

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