「風間八宏×セレッソ大阪」育成革命の最前線

風間 八宏

「ここまで早く成果が出るものか」と驚いた。日本サッカー界が誇る“奇才” 風間八宏がセレッソ大阪アカデミーの技術委員長に就任して2年目を迎えた2022年、U-18とU-15、そしてU-18ガールズまでもが夏の全国大会であるクラブユース選手権の頂点に立った。カテゴリーをまたいだ“3冠”は史上初である。U-15とU-18が見せたのは、まさに川崎フロンターレと名古屋グランパスで体現してきた“風間サッカー”だった。しかし、実際に選手を指導するのは本人ではない。彼が直接現場に入ることなく、なぜこのような現象が起きたのか――?本連載では風間八宏がセレッソ大阪で取り組む育成改革の実態に迫る。