風間メソッド 12 サッカー以外もどんどんやればいい
『30秒で子どもの未来は変わる！
勝手に才能が伸びる風間式育成メソッド』全文公開#12
「伸ばすプロフェッショナル」風間八宏監督が、親・指導者・子ども、それぞれの立場からのよくある悩みに質疑応答形式で答え、育成の“誤解”を解いていく書籍『30秒で子どもの未来は変わる！ 勝手に才能が伸びる風間式育成メソッド』を、1話ごとに全文公開！ 「サッカーは教えてもうまくならない」「誰よりも自分に期待すればいい」「本気にさせるのがいちばんの上達法」など、本質を突く風間監督ならではのユニークなメッセージの数々を、ぜひ受け取ってほしい。
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質問者：他のスポーツに興味がある親
親「今、子どもがサッカーをやっているんですが、本や雑誌で「小さいうちはいろんなこともやらせた方がいい」というのを読んで、何が良いのかなと悩んでいます。風間さんはサッカー以外にも何かやっていましたか？」
風間「私はサッカー以外に興味がなかったので、何もやっていませんでした。だけど、やっておけばよかったなとは思いますよ。一番それを感じたのが、高校生（清水市立商業高校／現清水桜が丘高校）の時。サッカー部はプールで5000メートルを泳がされたんです。1回も足をつかずに泳ぎ切らなきゃいけない。周りはみんな水泳をやっていて、泳ぐのが上手いから1時間ぐらいで終わるんですが、その倍ぐらいかかって……。あの時は自分も水泳をやっておけば良かったなとは思いましたね」……
Profile
北 健一郎
1982年7月6日生まれ。北海道旭川市出身。『ストライカーDX』編集部を経て2009年からフリーランスに。サッカー・フットサルを中心としてマルチに活動する。主な著書に『なぜボランチはムダなパスを出すのか』『サッカーはミスが9割』。これまでに執筆・構成を担当した本は40冊以上、累計部数は70万部を超える。サッカーW杯は2010年の南アフリカ大会から3大会連続取材中。2020年に新たなスポーツメディア『WHITE BOARD』を立ち上げる。
