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清水、川崎、千葉に実力派、京都は+3で計9人に!2026年J1・J2初参戦のブラジル人選手紹介

2026.08.02

サウダージの国からボア・ノイチ 〜芸術フットボールと現実の狭間で〜 #31

創造性豊かで美しいブラジルのフットボールに魅せられ、サンパウロへ渡って30年余り。多くの試合を観戦し、選手、監督にインタビューしてきた沢田啓明が、「王国」の今を伝える。

footballista誌から続くWEB月刊連載の第31回(通算209回)は、87日に開幕する2026-27シーズンの新戦力としてJ1J2クラブが獲得した「初来日」のブラジル人プレーヤーに注目し、それぞれのプレースタイルや経歴を紹介したい(※記事内の情報は20267月末時点)。

エスパルスの苦労人ボランチ、フロンターレに屈強なトリオ

 8月上旬に始まり、翌年6月に終わる初のJリーグが、いよいよ幕を開ける。この記事を書いている7月末時点で、J1に8人の、J2に3人のブラジル人選手が新たに加入した(以前、別のJクラブに在籍した経験を持つ選手は除く)。

 年齢別を含め、過去にブラジル代表に選ばれた経歴を持つような大物はいない。しかし、即戦力として期待できたり、日本で大化けする可能性を秘めた若手がいる。

 即戦力として最も期待できる選手の一人が、清水エスパルスが完全移籍で獲得したディエギーニョだろう。

 31歳の右利きのボランチで、右SBもこなす他、攻撃的MF、セカンドストライカーとしてプレーしたこともあるユーティリティプレーヤーだ。大柄ではないが、中盤でエネルギッシュに動き回って相手ボールを奪い取り、スピードあふれるドリブルで縦へ運び、精度の高いパスを前線へ送り届ける。右足からの強烈なミドルシュートも魅力だ。

 17歳でリオデジャネイロ州リーグ3部でデビューし、ブラジル全国リーグの4部から1部まですべて経験した苦労人。ブラジル1部で通算81試合に出場して2得点8アシスト。2部でも通算72試合で1得点4アシストと経験豊富で、実績も十分にある。日本での生活に慣れ、チーム戦術に適応できれば、今後の数年間、貴重な戦力となるのではないか。

フルネームは「Jackson Diego Ibraim Fagundes」。背番号は「2」

 川崎フロンターレは、ブラジル人3選手を獲得した。

 26歳のデリキ・ラセルダは、身長191cmの長身CFで、空中戦で圧倒的な高さを誇る。足下の技術も高く、粘り強いドリブル突破も魅力。クロスに合わせてタイミング良くゴール前へ飛び込み、ワンタッチでゴールを仕留める。左利きだが、右足でも同様に蹴れるオールラウンドタイプのストライカーだ。

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Profile

沢田 啓明

1986年ワールドカップ・メキシコ大会を現地でフル観戦し、人生観が変わる。ブラジルのフットボールに魅せられて1986年末にサンパウロへ渡り、以来、ブラジルと南米のフットボールを見続けている。著書に『マラカナンの悲劇』(新潮社)、『情熱のブラジルサッカー』(平凡社新書)など。

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