
近年、プレーにおける認知の重要性が認識されそのためのトレーニング手法や機器も発達してきているが、その認知のための“知覚”に関する研究やトレーニングも発展してきている。今回は、ドイツサッカー連盟(DFB)が進めるプロジェクト「DFBアカデミー」による知覚研究の最前線に迫る。
個人トレーニングの重要性が広く認知され、ライフキネティックのような神経系に刺激を与えるようなトレーニングも広く知られるようになった昨今。DFBアカデミーでは、国内外の大学や他競技のクラブと提携しながらこうした神経系の個別トレーニングの研究や実践も進めている。
レバークーゼンやアウクスブルクでDFとして活躍し、2019年に引退したヤン・イングバー・カールセン・ブラッカーが、この分野の専門家としてDFBアカデミーのスタッフの一員に名を連ねており、『キッカー』誌に寄稿している。
ニューロセントリック・トレーニングの目的
……
残り:3,318文字/全文:3,713文字
この記事の続きはプレミア会員
のみお読みいただけます
プレミア会員3つの特典
-
会員限定のオリジナル
記事が読み放題! -
電子版バックナンバーが
読み放題! -
雑誌最新号を毎月
ご自宅にお届け



Profile
鈴木 達朗
宮城県出身、2006年よりドイツ在住。2008年、ベルリンでドイツ文学修士過程中に当時プレーしていたクラブから頼まれてサッカーコーチに。卒業後は縁あってスポーツ取材、記事執筆の世界へ進出。運と周囲の人々のおかげで現在まで活動を続ける。ベルリンを拠点に、ピッチ内外の現場で活動する人間として先行事例になりそうな情報を共有することを心がけている。footballista読者の発想のヒントになれば幸いです。
関連記事
2020.06.01
3年後に答えが出る――。連盟責任者が語る新たな5つの仕組み(後編)
2019.05.25
セルジュ・ニャブリ。最大の武器は
「後出しジャンケン」にあり
2023.03.31
スペイン撃破で盛り上がるスコットランドのフットボール界
RANKING
横浜FMを食った“オールコートマンツーマン2.0”。ミシャと札幌、6年目の新趣向
2023.03.25
名門バイエルンの「政治」に敗れた稀代の戦術家…ナーゲルスマン解任の10の理由
2023.03.28
Information
フットボリスタ第95号
2023.02.06
森保JAPAN戦術レポート 大国撃破へのシナリオとベスト8の壁に挑んだ記録
2022.11.23
戦術リストランテⅦ 「デジタル化」したサッカーの未来
2022.11.09
モダンサッカーの教科書Ⅳ イタリア新世代コーチと読み解く最先端の戦術キーワード
2022.10.14
関連記事
2021.01.03
急造GKにツキなしSB…英『BBC』が特集した“もう1つのアワード”
2020.06.01
3年後に答えが出る――。連盟責任者が語る新たな5つの仕組み(後編)
2019.05.25
セルジュ・ニャブリ。最大の武器は
「後出しジャンケン」にあり
2023.03.31