
インタビュー:ホアキン・サンチェス
近年、急激な進化により選手に求められる要求水準もまた高まり続けている欧州サッカー界。早期の引退を決断する選手も増えている中、39歳にしてチームの中心であり続けている男がいる。ホアキン・サンチェス。昨シーズン、38歳にして自身初のハットトリックを達成するなど、いまだまばゆい輝きを放ち続けるベティスの象徴に、オンラインインタビューで話を聞いた。
不惑を前にして
自分がここにいるのが相応しくないと感じたら、僕自身が最初に身を引く
――こんにちは。日本の雑誌『footballista』の取材です。よろしくお願いします。ここまでチーム9試合で7試合に先発して1アシスト(取材時)しています。シーズンの滑り出しはどうですか?
「良いよ。君が今言った通りたくさん出場されているし、チームも上位につけていてまず合格点だと思う。滑り出しで勢いをつけて上位のチームと伍していきたいというのが狙いだからね。個人的にもコンスタントにプレーできている。ちょっと悲しいのはまだゴールを決められていないことだけど、それ以外はとても満足している」
――からっぽのベニート・ビジャマリン(ベティスのホームスタジアム)でプレーするのはどんな感じですか?……
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Profile
木村 浩嗣
編集者を経て94年にスペインへ。98年、99年と同国サッカー連盟の監督ライセンスを取得し少年チームを指導。06年の創刊時から務めた『footballista』編集長を15年7月に辞し、フリーに。17年にユース指導を休止する一方、映画関連の執筆に進出。グアルディオラ、イエロ、リージョ、パコ・へメス、ブトラゲーニョ、メンディリバル、セティエン、アベラルド、マルセリーノ、モンチ、エウセビオら一家言ある人へインタビュー経験多数。