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読んでみると妙に納得してしまう。言葉に意味と力が込められる理由【tkq的『ナーゲルスマン流52の原則』書評】

2022.09.12

『ナーゲルスマン流52の原則』発売記念企画#6

6月30日に全国発売となった、小社刊『ナーゲルスマン流52の原則』。史上最年少28歳でのブンデスリーガ監督デビューから6年、当代屈指の名将の一人に数えられるところまで上り詰めた指揮官の「“6番”の場所で横パスしてはいけない 」「ドリブル後のパスは、ドリブルで移動した距離より長くする」といったピッチ内でのプレー原則はもちろん、組織マネジメントの方法論や価値観に至るまで彼が実践している52の“原則”に迫った一冊だ。その発売を記念して今回は、Twitterからの論客、tkq氏に書評を綴ってもらった。

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 みなさんはユリアン・ナーゲルスマンという人物をご存じでしょうか? なんて言ってみたものの、footballistaを読むような人で知らない人はいないでしょうね。ゴリラに「バナナっていう美味い食べ物あるけど知ってる?」って聞いたようなものです。食べてるっつうの。両手に持ってるっつうの。ちなみに、野生のゴリラの生息域と野生のバナナの生息域は違うので、ほんとは野生のゴリラは普段からバナナを食べないという話を聞いたことありますが、ほんとなんですかね。

 さて、ご存じの通り、ナーゲルスマンは若くから監督業に勤しみ、ホッフェンハイム、RBライプツィヒなどで好成績を収め、昨年から天下のバイエルンの監督に就任しました。バイエルンでもきっちりとブンデスリーガ優勝を果たすなどして、監督として初タイトルを獲得していますが、驚くべきことに年齢は35歳です! 若さとその監督としての能力、そしてトンチキファッションセンスで近年最も注目されている監督の一人ではないでしょうか。

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Profile

tkq

世界ロングボール学会(WLBS)日本支部正会員。Jリーグの始まりとともに自我が芽生え、カントナキックとファウラーの薬物吸引パフォーマンスに魅了されて海外サッカーも見るように。たぶん前世でものすごく悪いことをしたので(魔女を10人くらい教会に引き渡したとか)、応援しているチームがJ2に約10年間幽閉されています。一晩パブで飲み明かした酔っ払いが明け方にレシートの裏に書いた詩のような文章を生み出そうと日々努力中です。【note】https://note.mu/tkq