FEATURE

戦術的ピリオダイゼーションは 「筋トレ」と共存できるか?

2020.06.24

林舞輝(奈良クラブ監督)×川端暁彦(サッカージャーナリスト)

戦術的ピリオダイゼーションのメソッドを導入する上で、ネックになってくるのが「筋トレ」をどうするかだ。「サッカーでないトレーニング」はこの理論の敵。しかし、欧州サッカーでは多くの選手が熱心にジムで体を鍛えており、「重くなることを嫌う」日本人との体格差は広がるばかりだ。一体、我われはどうすればいいのか。 長く日本サッカーを見てきたジャーナリストの川端暁彦氏が、戦術的ピリオダイゼーションと欧州サッカーの現場を知る林舞輝氏に直撃した記事を林監督初の著書『「サッカー」とは何か 戦術的ピリオダイゼーションvsバルセロナ構造主義、欧州最先端をリードする二大トレーニング理論』の重版を記念して特別公開します!
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本来、筋トレは「戦ピリの敵」である


川端戦術的ピリオダイゼーションの有名な格言に『ピアニストはピアノの周りを走らない』ってのがあるじゃないか」


「ありますね。『ピアノはピアノを弾くことでしかうまくならない。サッカーもサッカーをすることでしかうまくならない』ということです。素走りとか無駄なんです」


川端「まさにそれが聞きたい。つまり、戦術的ピリオダイゼーションにおいて個人の筋力トレーニングは否定されているという認識でいいんだよね? ピアノの周りを走らないように、反・筋トレ」......

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Profile

川端 暁彦

1979年8月7日生まれ。大分県中津市出身。フリーライターとして取材活動を始め、2004年10月に創刊したサッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の創刊事業に参画。創刊後は同紙の記者、編集者として活動し、2010年からは3年にわたって編集長を務めた。2013年8月からフリーランスとしての活動を再開。古巣『エル・ゴラッソ』を始め各種媒体にライターとして寄稿する他、フリーの編集者としての活動も行っている。著書に『Jの新人』(東邦出版)。