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セビージャのカンテラ責任者を直撃。欧州屈指のスカウティングクラブの育成術

2021.02.11

辣腕SDモンチの下、欧州屈指のスカウティング部門を擁するセビージャ。移籍市場で成功を収め続けている彼らは、育成部門をどのように位置づけ運用しているのか。カンテラのディレクターであるパブロ・ブランコと、彼の下でコーディネーターを務めるアグスティン・ロペスに明かしてもらった。

── セビージャのカンテラ(下部組織)がここ数年大きく変わっている、と聞いています。

パブロ 「その通りだ。2010年頃を境に大きく進化した。トップチームの競争力が上がり、タイトルを獲り始めるのと足並みをそろえる形でだ。財政的に潤った部分をカンテラに投資して、まず設備を整えた。次に仕事のツールを最新のものにした。以前はアナログなやり方で鉛筆と紙を使っていたが、すべてをデジタル化した。3つ目がテクニカルスタッフの刷新。今は全員がコーチライセンスの持ち主で学業でも優れた者たちだ。フィジカルトレーニングの理論を学んだ者、スポーツ心理学を学んだ者……。チームが求めるすべての分野、フィジカル、メンタル、技術、戦術で今はより準備が整っており、すべての面で向上できたと思っている。セビージャのカンテラはトップチームの軌跡と歩みを一つにして進化してきた。クラブはトップチームと同様に上昇して行けるよう重要な投資をした。違いは我われが若者を対象とした育成部門で、トップチームはプロ選手として選ばれた者たちという点だけだ。神のおかげで我われのSD(モンチ)がイタリアでの冒険から戻って来て、クラブは彼が不在の間も復帰ができるよう指揮系統や組織をいじらなかった。このアグゥ(アグスティン)は25年も在籍していて、私はそれよりはるかに長い(1967年に16歳でカンテラ入り後、現在までプロ選手、テクニカルスタッフとして53年目)。会長もそうだ。継続性があり、同時に革新も行ってきた」……

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セビージャ

Profile

木村 浩嗣

編集者を経て94年にスペインへ。98年、99年と同国サッカー連盟の監督ライセンスを取得し少年チームを指導。06年の創刊時から務めた『footballista』編集長を15年7月に辞し、フリーに。17年にユース指導を休止する一方、映画関連の執筆に進出。グアルディオラ、イエロ、リージョ、パコ・へメス、ブトラゲーニョ、メンディリバル、セティエン、アベラルド、マルセリーノ、モンチ、エウセビオら一家言ある人へインタビュー経験多数。