
風間八宏の真・ユニット論 第6回
「ボールをトラップしたのに“止まっていない”」「止める、外すの目をそろえる」など独自の技術論を突き詰めた指導者として、日本で唯一無二の存在となっている風間八宏。彼の技術論は個人で完結しているわけではなく、人と人の意思の疎通や駆け引きがベースになっている。個人の技術解説でもなく、チームの戦術解説でもない、数人の集団で構成されるユニットの動きは、サッカー解説の盲点になっているのではないか――名手たちの隠れた凄みを、“局面を切り取る達人”が斬る!
第6回は、クラブ史上初のCLファイナリストとなったパリ・サンジェルマンの準々決勝アタランタ戦をフォーカス。終盤に2つのゴールを生んだネイマールの“技術”を言語化する。
Pick up MATCH
2020.8.13 Atalanta 1-2 Paris Saint-Germain
Quarter finals | 2019-20 UEFA Champions League
90+3′ Jean-Eric Maxim Choupo-Moting
2歩使うと、このプレーは生まれない
……
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Profile
竹中 玲央奈
“現場主義”を貫く1989年生まれのロンドン世代。大学在学時に風間八宏率いる筑波大学に魅せられ取材活動を開始。2012年から2016年までサッカー専門誌『エル・ゴラッソ 』で湘南と川崎Fを担当し、以後は大学サッカーを中心に中学、高校、女子と幅広い現場に足を運ぶ。㈱Link Sports スポーツデジタルマーケティング部部長。複数の自社メディアや外部スポーツコンテンツ・広告の制作にも携わる。愛するクラブはヴェルダー・ブレーメン。