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フットボリスタ第82号

2020.12.08

電子版で読む(ベータ版)

進化するサッカーと、答えのない育成――20年後を見据え今何をすべきか?

[特集]
ゲームモデルvs個の育成
新パラダイムで変化する
世界の育成事情

近年、複数のJクラブでゲームモデル導入の動きが進んでいるという。人が変わっても変わらない「クラブの幹」を作り出そうとする挑戦は、間違いなく必要であるし、ポジティブに捉えていいだろう。

難しいのは、育成年代でどこまで厳格に1つのスタイルを植えつけるかだ。バルセロナやアヤックスのようにアカデミーからトップまで共通のゲームモデルで統一できたら美しい反面、成長過程で他のサッカーを経験できないというデメリットもある。

ペップ・グアルディオラが起点となった「戦術パラダイムシフト」でトップレベルのサッカーが大きく形を変えている今、10年後、20年後を見据える育成年代では、これから何をすべきなのか?育成というのはすぐに答えが出ないし、そのやり方が正解だったのかどうかすら様々な要因が絡み合う中で判断するのは簡単ではない。そこで今世界の国やクラブがそれぞれどんな取り組みをしているのか、できるだけ数多くの事例を紹介したい。どれが正解かはわからない。それを選ぶのはあなたである。

ITALY|イタリア

「FIGCの頭脳」が導き出した1つの答え
戦術パラダイムシフトに適応した「育成改革」

「未来のスタンダード」を育てて売る
ユーベで機能する新たなアカデミーの形

SPAIN|スペイン

セビージャのカンテラ責任者を直撃
欧州屈指のスカウティングクラブの育成術

トップチームの16選手が下部組織出身
ソシエダのSDが明かす育成フィロソフィ

大切にするのは選手の前に人
ビジャレアルのオンリーワンの育成システム

ENGLAND|イングランド

現地で指導したマーレー志雄が徹底解説
グラスルーツを変貌させた「イングランドDNA」

ランパードの生え抜き登用だいぶ前から
育成の歯車は滑らかに回っていたブルーズ

地元選手の育成強化と指導の総合化
アカデミーを変革した「EPPP」とは?

ケガでアカデミーを追われた少年の自殺例も
挫折をサポートするメンタルケアの必要性

GERMANY|ドイツ

大き過ぎたセカンドチーム解散の代償
モラス雅輝と探るRBライプツィヒ育成失敗の理由

U–17&U–19ブンデスリーガ廃止を決定
育成大国ドイツが抱える危機感

金銭面、スケジュール、練習内容……
グラスルーツの「無理をしない」育成環境

FRANCE|フランス

仏No.1のPSG育成部門ディレクターが語る
最高の環境、ノウハウ、寄り添うことの大切さ

L’Ultimo Uomo|ウルティモ・ウオモ
ジョバンニ・レイナのハイプトレインが出発

PORTUGAL|ポルトガル

「スカウティング」「方法論」「競争」「機会」
ベンフィカの育成プロセスを支える4つの柱

NETHERLANDS|オランダ

第二勢力AZが挑む、壮大な実験
「データ」と「育成」の融合

CROATIA|クロアチア

“オルモ効果”でビッグクラブの逸材が集う
「仕上げの育成」を担うディナモ・ザグレブ

DENMARK|デンマーク

学校、社会、そしてピッチで選手の自立を求める
北欧の強豪、ミッティランU–19監督の育成論

BELGIUM|ベルギー

異国で働く若き伝道師に聞く
「個の育成」の代表格ベルギー・メソッド

USA|アメリカ

「眠れるスポーツ大国」の目覚め
底辺の拡大と、アカデミーの多様化

AUSTRALIA|オーストラリア

オーストラリアのGK工場を再建する
「GK界のナーゲルスマン」

JAPAN|日本

U–19日本代表影山雅永監督と考える
Japan’s Wayとは何なのか?

青森山田の名伯楽、黒田剛監督が体現する
「高校サッカー」という理想的な育成環境

部活動やグラスルーツに新たな文化の定着を
映像分析アプリ「MY TAGTIC」に込められた想い

アカデミー改革案「PROJECT DNA」は
Jリーグの育成を変えるのか?

いま注目したいU-20の怪物たち

GERMANY|BUNDESLIGA

○ユスファ・ムココ(ドルトムント)

16歳1日、ついに神童がデビュー!

○アーリン・ホーランド(ドルトムント)

超人…今季も目下14試合17得点

○ジュード・ベリンガム(ドルトムント)

漂う大物感、17歳で代表デビュー

○ジャマル・ムシアラ(バイエルン)

ブルーズ育ち、移籍後トントン拍子

○フロリアン・ビルツ(レバークーゼン)

アシスト量産、ハベルツの後継者

○ラザル・サマルジッチ(RBライプツィヒ)

超絶スルーパスとパネンカを見よ

○マクサンス・ラクロウ(ボルフスブルク)

また仏国から強く速く巧いCBが

ENGLAND|PREMIER LEAGUE

○ブカヨ・サカ(アーセナル)
落ち着き、負けん気、頭脳明晰

○ペドロ・ネト(ウォルバーハンプトン)
異次元なスタミナ、憧れはCR7

○ウェズレイ・フォフォナ(レスター)
タイソンばりの体で即レギュラー

○タリク・ランプティ(ブライトン)
ダニ・アウベスを目指して…開花

○イアン・ポベダ(リーズ)
ボールが吸い付く小兵の技巧派

○イラン・メリエ(リーズ)
至近距離もロングフィードも一流

○メイソン・グリーンウッド(マンチェスター・ユナイテッド)
練習場とストリートで磨かれた両足

NETHERLANDS|EREDIVISIE

○ライアン・フラーフェンベルフ(アヤックス)
ダイナモでプレーメイカーで蛇男

○アントニー(アヤックス)
前触れなき決定機創出、嫌らしい

○ラシナ・トラオレ(アヤックス)
1試合5発! トラオレ界の新怪物

FRANCE|LIGUE 1

○アルノー・カリムエンド(RCランス)
怪物ロナウドのようなゴール嗅覚

○アディル・アウシシュ(サンテティエンヌ)
U17欧州得点王&W杯アシスト王

○ラヤン・シェルキ(リヨン)
延々と見ていたいニュー・メッシ

○エデュアルド・カマビンガ(レンヌ)
3人分働く国内一の麒麟児

PORTUGAL|LIGA PORTUGUESA

○ヌーノ・メンデス(スポルティング)
9歳で3強全部から誘いが来た至宝

○ジョエルソン・フェルナンデス(スポルティング)
スポルティングの天才WG最新作

○グスタボ・アスンソン(ファマリカン)
父パウロと同じアンカー道を歩む

ITALY|SERIE A

○デヤン・クルセフスキ(ユベントス)
新生は王者の要求にどう応えるか

○サンドロ・トナーリ(ミラン)
ガットゥーゾに憧れるピルロ2世

○マラシュ・クンブッラ(ローマ)
攻守に長けた20年に1人のCB

○マッテオ・ロバート(エラス・ベローナ)
3部から来て急成長、堅守の要に

○ジャコモ・ラスパドーリ(サッスオーロ)
地元で発掘、ディ・ナターレを彷彿

○マルコ・カルネセッキ(アタランタ)
ゴールデンボーイ候補唯一のGK

○ニコロ・ファジョーリ(ユベントスU-23
中盤を司る10番は「ユーベの未来」

SPAIN|LIGA ESPAÑOLA

○ペドリ(バルセロナ)
筋肉より頭脳、イニエスタに憧れて

○セルジーニョ・デスト(バルセロナ)
手本はダニ・アウベス、守備も充実

○ユヌス・ムサ(バレンシア)
4国代表間の争奪戦はまだ続く!?

○ブライアン・ヒル(エイバル)
強気のドリブラー、乾&武藤と共闘

○ロベルト・ロペス(ソシエダ)
アロンソも絶賛、シルバの後継者

○ジェレミ・ピノ(ビジャレアル)
久保のライバルはエメリの申し子

○アンス・ファティ(バルセロナ)
無機質な創造、新たなファンタジア

REGULAR

戦術リストランテ ●西部謙司
– 名門復活は本物? “イブラ効果”に沸くミラン
ディープスロート内部情報が語るRマドリー ●ディエゴ・トーレス
– S.ラモス契約問題は、財政危機の氷山の一角
ドイツサッカー誌的フィールド ●ダニエル・テーベライト
– 育成の名将は「黒い森の哲学者」シュトライヒのもう一つの顔

CALCIOおもてうら ●片野道郎
– 育成改革から10年の果実。「1-0のカルチョ」の終焉
サッカーを笑え ●木村浩嗣
– 成功者ソシエダと比較して見えてきた問題点。バルセロナの下部組織は、なぜ元気がなくなったのか?
フットボリスタ・ラボ・レボリューション’20
– 第17回 大井拓己:指導者育成と学び合いの場づくり。関西で独自の取り組み進める若き挑戦者

TACTICAL FRONTIER 進化型サッカー評論 ●結城康平
– 38人の少年と1人の少女と育ったホーランド。ノルウェーの「非エリート育成」
雲の向こうは、いつも青空~25歳の監督、林舞輝の奈良クラブ挑戦記~ ●林舞輝
– 言葉と実感の違い。「やった」からこそ見えた風景

連載コラム
ENGLAND●山中 忍/FRANCE●小川由紀子
NETHERLANDS●中田 徹/RUSSIA●篠崎直也
BRAZIL●沢田啓明/ARGENTINA●Chizuru de Garcia

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Cover Photo: FIFA via Getty Images

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