アウェイでカリアリを一蹴したユベントスが、クラブ新記録となる11連勝を達成した。相手に先制を許したものの、ジョレンテの2ゴールなどで危なげなく寄り切った。前節の首位攻防戦で勝利し、2位ローマとの勝ち点差は8ポイントまで開いている。スクデット争いは、自らとの戦いになったと言っていいだろう。
前節そのユベントスに敗れた2位ローマは4–0でジェノアに快勝し、素早い立て直しに成功した。ケガで離脱していたトッティに復帰後初ゴールが生まれるなど、こちらも大崩れはなさそうだ。
密かな注目を集めた好調エラス・ベローナと3位ナポリの一戦は、予想外の大差がついた。ハムシク、レイナら主力数人を故障で欠くナポリだが、好調メルテンスの2試合連続ゴールで先制すると、そのまま波に乗る。後半、インシーニェとジェマイリのゴールで2点を追加し、完封勝ちを飾った。
上位3チームを追うフィオレンティーナとインテルは、そろって足踏み。12月に3連勝するなど調子を上げているトリノと対戦した前者はスコアレスドロー。キエーボをホームに迎えた後者は長友の同点ゴールの直後に、再び長友が決めた勝ち越しゴールが微妙なオフサイドの判定で取り消されるなど不運な判定もあり、1–1のドローに終わった。インテルは年末のミラノダービーに勝利していい形で2013年を締めくくったが、年明けはラツィオ(1月6日/セリエA第18節)、ウディネーゼ(1月9日/コッパ・イタリアのラウンド16)に連敗し、いまだ白星がない。10ゴールのパラシオに次ぐ得点者が5ゴールの長友という状況は、改善の余地があるだろう。
サンプドリアとウディネーゼの対戦は退場者3人を出す大乱戦になったが、エデルの2ゴールなどでサンプドリアが逃げ切った。パルマはアマウリの2ゴールで快勝。敗れたリボルノは、アタランタに競り負けたカターニアとともに降格圏に沈んでいる。一方、ボローニャはレーヤ監督への交代で意気込むラツィオと引き分け、貴重な勝ち点1を積み上げた。
<第19節結果>
2014年1月11日(土)
リボルノ 0-3 パルマ
ボローニャ 0-0 ラツィオ
1月12日(日)
トリノ 0-0 フィオレンティーナ
アタランタ 2-1 カターニア
カリアリ 1-4 ユベントス
エラス・ベローナ 0-3 ナポリ
ローマ 4-0 ジェノア
サッスオーロ 4-3 ミラン
1月13日(月)
サンプドリア 3-0 ウディネーゼ
インテル 1-1 キエーボ
<過去のラウンドアップ>
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