新スタジアム「サンマメス・バリア」の工事遅延により、宿敵ソシエダの本拠アノエタにオサスナを迎えたアスレティック・ビルバオは31分、右サイドを抜け出したスサエタのクロスがオウンゴールを誘い先行。オサスナの反撃をGKエレリンの好守でしのぐと、82分に速攻から途中出場デ・マルコスが駄目を押しバスクダービーを制した。
アトレティコ・マドリー対ラジョ・バジェカーノのマドリッドダービーは一方的な展開に。16分にCKからラウール・ガルシアのヘッドで先制したAマドリーが、得意のカウンターで次々と相手ゴールに迫る。20分にジエゴ・コスタ、34分にはアルダがネットを揺らし前半だけで勝負を決めると、後半さらに2点を追加し圧勝。ダービー勝利の2チームはともに連勝を飾っている。
逆転勝ちを収めた昇格組ビジャレアルもスタートダッシュに成功した。4分の失点で出鼻をくじかれたが、代名詞のポゼッションサッカーで主導権を握り38分に獲得したPKで同点。その後も優勢に進めながら追加点が奪えなかったが、84分、左サイドからドリブルで持ち込んだカニの豪快なミドルが勝利を引き寄せた。一方、残る2つの昇格組エルチェとアルメリアは今節も勝利ならず。ともに先制しながら後半に追いつかれて勝ち点1獲得にとどまった。
今季初勝利を手にしたのはエスパニョールとセルタ。バレンシアと対戦したエスパニョールは10分に先手を取られたものの、32分、47分にいずれもCKからのゴールで試合を引っくり返す。終了間際には21歳のMFティエビが2戦連続ゴールで止めを刺した。セルタは後半にFW陣が2ゴールを挙げると、ボール支配率64%、シュート19本と攻め立てたベティスの猛攻を終了間際の1点に抑え逃げ切り勝ち。前節強豪との対戦を落としていたレバンテとセビージャの一戦はスコアレスドローに終わっている。
残る一戦は、2強の試合としては異例の月曜開催となったグラナダ対レアル・マドリー。何より注目されたRマドリーのGKは、カシージャスではなく今節もディエゴ・ロペスだった。試合では豪華攻撃陣が1点しか奪えなかったものの、守護神の好守もあり無失点に抑えたRマドリーが1-0で勝利。試合後、アンチェロッティ監督はD.ロペスのパフォーマンスを称賛するとともに「メディアからのプレッシャーは(私にとって)活力となる」と報道に対して言及しており、さらなる議論を呼ぶことになりそうだ。
<第2節結果>
2013年8月23日(金)
ヘタフェ 2-2 アルメリア
アスレティック・ビルバオ 2-0 オサスナ
2013年8月24日(土)
エルチェ 1-1 ソシエダ
エスパニョール 3-1 バレンシア
ビジャレアル 2-1 バジャドリー
8月25日(日)
アトレティコ・マドリー 5-0 ラジョ・バジェカーノ
マラガ 0-1 バルセロナ
レバンテ 0-0 セビージャ
ベティス 1-2 セルタ
8月26日(月)
グラナダ 0-1 レアル・マドリー
<過去のラウンドアップ>
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