マンチェスター・シティが地元で0-2とアーセナルに完封負けを喫した中、首位チェルシーは敵地でスワンジーに0–5と圧勝した。
開始1分に相手MFシグルズソンのパスミスを逃さずオスカルがネットを揺らし、20分にはパスワークで中央を突破してジエゴ・ゴスタが2点目。完全にペースを握ったチェルシーは、35分にまたもスワンジーのパスミスを突いてD.コスタが、さらに直後のキックオフからオスカルが加点し、前半で勝負を決めた。80分に途中出場のシュールレが駄目押しゴールを挙げ、GKチェフが先発した守備陣も綻びなしの「パーフェクト」(モウリーニョ監督)な勝利で、2位シティとの勝ち点差を5に広げることに成功した。
今節はその後続、3位〜8位のチームもそろって3ポイントを獲得している。3位サウサンプトンでは、冬の新戦力エリアがヒーローに。ブレーメンからレンタル加入した27歳のオランダ代表ウインガーは、ニューカッスル戦の14分、ウォード・プラウズのスルーパスに抜け出して移籍後初得点を記録すると、1-1と追い付かれて迎えた62分に決勝点を挙げ、チームを3連勝に導いた。
前節サウサンプトンに敗れていた(0-1)4位マンチェスター・ユナイテッドは、アウェイでQPRに辛勝。1週間前と同じ[3-4-1-2]システムを採用したチームは、この日もボールが落ち着かず、イージーミスも目立って格下にチャンスを許す前半を送った。すると後半、ファン・ハール監督は開始からフェライーニ(←マタ)、57分にウィルソン(←エバンズ)を投入して中盤ダイヤモンド型の[4-4-2]に布陣変更。この采配が当たった。FWフォルカオとともにターゲットマンとして機能したフェライーニが、直後の58分に右クロスを蹴り込んで先制点をマークすると、左サイドMFディ・マリア、トップ下ルーニーとも絡んで前線でハードワークしていたウィルソンも、後半ロスタイムに今季プレミア初得点をゲット。0-2で4戦ぶりの白星を手にしている。