バルセロナがセルタに敗れた今節、バルセロナと勝ち点で並んでいた2位のセビージャもアスレティック・ビルバオ戦でつまずいた。セビージャはバッカがクロスを押し込めず開始早々に訪れたチャンスを逃すと、13分、アドゥリスの右足ボレーでリードを奪われる。エメリ監督は1-0のまま迎えた後半頭からFWガメイロとバネガを同時投入して流れを変えようと試みたものの、ラストプレーで精度を欠く状況は変えられず。第6節アトレティコ・マドリー戦以来となる無得点に終わり、連勝は3で途絶えた。
前節クラシコで快勝した3位のレアル・マドリーは、グラナダ相手にも好調ぶりを見せつけた。特に目立っていたのがベンゼマで、ロナウド(2分)、ハメス(31分)の得点をアシストすると、54分にはロナウドのヒールパスに反応し自らゴールも決めてみせた。4-0と大勝したRマドリーは7連勝で今季初の首位に立っている。
ビジャレアル対バレンシアのバレンシア州ダービーは6分、フェグーリのクロスでオウンゴールを誘ったアウェイチームが先制する。その後はスコアの動かない時間帯が続いたが、後半半ば、CBのムスタフィがいずれもセットプレーから頭、右足で合わせて2ゴール。点差を広げたバレンシアが相手の反撃を1点に抑えて2位に返り咲いた。
コルドバを破って今季7勝目を挙げたアトレティコでは、グリーズマンに待望の初ゴールが生まれた。昨季ソシエダで17得点を叩き出していたフランス代表MFだが、新天地ではここまでリーグ戦全試合に出場しながら不発が続いていた。しかし前半終了間際、コーナーキックのこぼれ球を押し込みとうとうネットを揺らすことに成功。さらに1-1と追いつかれた直後の58分には、右からのクロスに頭で合わせて勝ち越しとなる自身2点目をマーク。シメオネ監督は「グリーズマンは得点だけでなく、あらゆる局面において完璧なプレーを見せた」と称賛している。