プレミアリーグの個人賞2冠達成だ。チェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールが、イングランドサッカー記者協会(FWA)が選ぶ2014-15シーズンの年間最優秀選手賞を受賞。イングランドサッカー選手協会(PFA)の年間最優秀選手賞に続いての栄誉となった。
300人以上のジャーナリストによる投票で、アザールは全体の53%の支持を獲得。今季はここまで全試合に先発出場して14ゴール8アシストを記録、チームを5シーズンぶりのリーグ優勝に導いた。次点にはPFAの最優秀若手選手賞に輝いたFWハリー・ケイン(トッテナム)、3位は34歳ながらリーグ戦全試合フル出場のDFジョン・テリー(チェルシー)となっている。
チェルシーの選手が同賞に選出されたのはアザールで3人目。過去には1996-97にジャンフランコ・ゾラ、2004-05にフランク・ランパードが選ばれている。また、ベルギー人が受賞するのは史上初めてだ。
FWA会長のアンディ・ダンは「エデン・アザールは、FWAの長い歴史を彩る数々の名選手に肩を並べる存在だ」と称賛。続けて「ジョゼ・モウリーニョのチームに欠かせない選手として優勝に導いた彼の技術、スピード、芸術性やゴールへの嗅覚だけではない。その安定したパフォーマンスゆえだ」と受賞の理由を語っている。
さらにアザールはファン選出の年間最優秀選手賞の候補者10人の中にもノミネートされている。クラブは今季リーグカップとの2冠を手にしたが、24歳のベルギー代表はそれを上回る個人賞3冠獲得なるだろうか。