かつてPSVやバルセロナなどでプレーし、母国のワールドカップ優勝にも貢献したブラジルの英雄ロマーリオが、出身地であるリオ・デ・ジャネイロの市長になる意志があることを明かしたようだ。ブラジル『プラカール』紙に語ったコメントを『ESPN』が伝えている。
現在、国会で上院議員を務めている49歳の元ブラジル代表FWは、「リオ・デ・ジャネイロの市長になることにはとてつもない責任が伴うが、最も魅力的な役職だ。私はリオの市長になりたい。来年、出馬する可能性もある。100%ではないがね」と意欲を口にしたという。
昨年10月に行われた統一選挙で圧倒的な得票を得て上院議員に当選したロマーリオは、立候補を決意したのは「リオで泥棒や汚職が横行しているのを見たからだった」と説明。当時の高い支持率が市長選でも後押しになると考えているようで、「私は国の歴史上、最多の得票数で(上院議員に)選出された。次のリオ市長になる資格がある」と自信をのぞかせている。ただし、上院議員の任期は8年あるため、「それ(出馬)が次の選挙になるのか、別の機会になるのかはわからない。だが、いつかはやるだろう」と見通しを語っている。