先日、2億円を超える高級車ブガッティ・ベイロンを購入したと報じられたレアル・マドリー所属のフランス代表FWカリム・ベンゼマが、再び自動車絡みの話題で世間を騒がせている。ただし、今回は本人にとってうれしくない注目の集め方だが……3日、スピード違反の疑いでアルコベンダス(マドリー郊外)の裁判所に出廷したとスペイン『マルカ』紙が伝えている。
同紙によると、数週間前に高速道路で速度超過を犯すベンゼマのスポーツカーが自動速度取締機によって捉えられたという。また、待ち構えていた報道陣に対して何も語らなかったという出廷時の様子も伝えている。
ベンゼマの車絡みの騒動はこれが初めてではない。2009年には2つの事故を起こしており、2011年には一般道でカーチェイスをして罰金が科せられた。さらに、2013年2月には制限速度100kmの高速道路を時速216kmで走行。この時の罰則は1日150ユーロ(約2万円)の罰金と免許停止をそれぞれ8カ月間というものだった。この時もカーチェイスをしていたという疑いがかけられ、レアル・マドリーがクラブ名義でレンタルしていたポルシェが時速260kmで走行していたことが報じられていた。
なお、今回の罰則がどれくらいになるかについて言及する報道は今のところないようだが、前回の違反発覚時には、数カ月から最大1年程度の懲役刑となる可能性が報じられていた。最終的に収監は免れたが、再犯であることや違反の程度次第では、今度こそ実刑判決が下るかもしれない。