マンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表MFファン・マタは、下部組織出身のストライカー、ジェイムズ・ウィルソンの将来に期待しているようだ。英国『デイリー・エクスプレス』紙が報じている。
昨シーズンのプレミアリーグ第34節ハル戦で、当時暫定監督として指揮を執っていたライアン・ギグスに大抜擢された18歳(当時)のウィルソンは、自身のプロデビュー戦でいきなり2ゴールを挙げ一躍注目の存在に。今季は先月17日のプレミア第22節QPR戦(0-2で勝利)で初ゴールを挙げると、今月3日に行われたFAカップ4回戦のケンブリッジ戦(3-0で勝利)で2点目をマークした。
そんな期待の若手について、マタは「ジェイムズの前には大いなる未来が広がっている」と評価するとともに、「彼の左足は誰がどう見たって素晴らしいし、フィニッシュ時の技術は驚くべきものがある。ボールタッチも良くてスピードもある。成功するためのすべてを持っているね」と絶賛。
続けて、「チームには多くの選手がいるから、彼は忍耐強くなければならないだろうね」と前置きした上で、「でも、将来はクラブにとって凄く重要な選手になると思う」との見立てを披露している。
また、スペイン代表MFは自身も1ゴールを挙げて5回戦進出を決めたFAカップについても言及。「僕らにとって、トロフィーを勝ち獲るのは大事なことだ。クラブが最後にFAカップを獲ってから時間が経っているから、優勝できればみんなにとって特別なことだよ」と、03-04以来の戴冠に向けて意欲を見せている。