マンチェスター・ユナイテッドのオランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーが、ユナイテッドでの自身の将来が不透明であると口にしたようだ。インタビューに応えた様子を英国『インデペンデント』紙など複数メディアが伝えている。
2012年夏にマンチェスター・ユナイテッドへと加入したファン・ペルシーの現契約は2016年夏までとなっている。しかし31歳のストライカーに対し、現状クラブ側から契約延長に関する話はないという。ファン・ペルシーはインタビューで、「(契約延長の)話はない。とりあえず、僕は18カ月間ここにいる。確かなのはそれだけ。僕は将来を見ることができないんだ。今後どんなことが起きるのかはわからない。様子を見て待つしかないね」と、現状を明かしている。
23日に行われたFAカップ4回戦では4部のケンブリッジを相手にスコアレスドローという結果に終わったユナイテッド。自身を含め、チームメイトも試合後に落胆していたことを明かし、フォームを維持することに苦労していると語っている。「僕を含め、ゴールを決められなかった。誰もが責任を感じているよ」と試合を振り返り、続けて「僕は今季、およそ20試合で8得点している。でも、それで満足はしていない。もっとゴールを決めたいんだ。そうすれば多くの人を幸せにできる。僕自身を含めてね」と、結果を残すことへの意欲を見せた。また史上稀に見る波乱が起きているFAカップについて、チェルシーやマンチェスター・シティの敗退が決まったことで、「チームのムードは変わった」とも口にしている。
マンチェスター・ユナイテッドで指揮を執るルイス・ファン・ハール監督とは、オランダ代表でも昨年のブラジル・ワールドカップをともに戦っている。「彼がどんな仕事をするか、僕は知っている。僕たちは彼を信じているよ。これからもね」と信頼関係を強調しているファン・ペルシーの下に、新たなオファーは届くのだろうか。