昨年夏にマンチェスター・ユナイテッドを離れ、古巣スポルティングへとレンタル移籍しているポルトガル代表MFナニーは、ユナイテッドへの復帰が十分にあり得ると考えているようだ。アメリカ『ESPN』が報じている。
今季のレンタル移籍に関して「クラブを離れることを決めたのは僕だった」と明かした27歳のMFは、「もう1年、オールドトラッフォードで過ごしていたら難しいシーズンになっていただろう。だから、僕にとっては良い選択だったんだ」と移籍理由を語っている。続けて、「誰かに信頼してもらうことが必要だった。僕と僕のクオリティを信じ、それをピッチで示す機会がね。ユナイテッドでのラスト2シーズンはケガが多くて、自分の身に起こったことにとても動揺していた。家族や友人が恋しくなったし、新しい何かを欲していたんだ」と精神的に苦しんでいたことを打ち明けている。
2007年にマンチェスター・ユナイテッドへと加入して以降、11-12シーズンまでは常に公式戦30試合以上に出場していたナニーだったが、たび重なる負傷離脱にも悩まされた12-13は21試合、13-14は13試合の出場にとどまっていた。しかし、古巣に戻った今季はここまで22試合8得点とコンスタントに活躍。心身の充実感を取り戻した今では再びオールドトラッフォードでプレーできると信じているようで、「クラブは僕の価値を知っているし、僕もクラブが自分を残したいことを知っている」と復帰に自信を見せている。