レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は、ドルトムントに所属するマルコ・ロイスをこの1月に獲得することは考えていないようだ。スペイン『マルカ』など複数メディアが伝えている。
ドイツ代表MFには、これまでレアル・マドリーやバイエルン、チェルシーなど欧州の強豪クラブからの強い関心が報じられていた。レアル・マドリーは獲得の有力候補の一つと見られているが、ペレス会長はスペインのラジオ局『カデナ・セール』のインタビューで否定的なコメントを残した。
ロイスについて聞かれたペレス会長は、「我われは彼に注目しているし、他の素晴らしい選手たちにも注目している」と答えたものの、続けて「もしも私が監督だったら、ロイスを起用するために誰を外すのかわからない」と発言。現在のチームにロイスの居場所はない、との見解を示している。さらに、「補強を行うような特別な状況にならない限り、冬の移籍市場では誰ともサインしない」と明言した。
“特別な状況”を生じさせ得る負傷者に関しては、サミ・ケディラが17日に全体練習に合流し、ハメス・ロドリゲスはクラブW杯の対サンロレンソ戦で先発での復帰を果たしている。11月に全治3カ月の重傷を負ったモドリッチの復帰にはまだしばらくかかると見られるが、アンチェロッティ監督も自チームの選手層に自信を見せており、現状では静かな冬を過ごすことになる可能性が高そうだ。