マンチェスター・ユナイテッド一筋の現役生活に昨季限りで終止符を打った元ウェールズ代表MFライアン・ギグス。同クラブで現在アシスタントコーチを務める彼が、ファン・ハール新監督とファーガソン元監督を比較している。英国『ガーディアン』紙が伝えた。
「2人にはオーラがあるんだ。そのオーラは彼らがこれまでに収めた成功から来るもので、どちらも選手にリアクションとリスペクトを求めている」と、雰囲気や選手に対する要求が共通しているとの見解を示している。
また、「ファン・ハールのやることはすべてが非常に明確で、誰でもすぐに理解できる。とてもシンプルなことだよ。練習で選手がミスをしたり、逆にいいプレーをしたら、彼はすぐにそれを本人に伝えるんだ」とオランダ人監督の指導方法について説明。さらに「これまで僕らがやってきたこととは少し違うけど、監督にはそれぞれ独自のアイディアや哲学があるものだからね。今はボールを使う機会が増えたんだ」と、ファーガソン、モイーズ時代からの変化も口にしている。
ブラジルW杯でオランダ代表を率い3位へと導いたファン・ハールは16日にチームと合流。23日に最初の親善試合を行い、[3-5-2]の新システムでLAギャラクシーに7-0と大勝を収めた。今後は27日にローマ、30日にインテル、そして8月3日にレアル・マドリーとの試合が予定されている。