今季、記録づくめの独走でクラブ史上2度目となるセリエA3連覇を成し遂げたユベントス。退任が噂されていたコンテ監督の続投も発表されて盤石の体制で新シーズンに臨めることになったチームは、来季はセリエAだけでなく欧州での躍進にも期待が懸かる。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙によると、CLのためにチームはシステムをこれまでの[3-5-2]から[4-3-3]へ変更し、それに伴い多くのポジションの補強に動いているという。
まずサイドの守備に関しては、[3-5-2]で左のウイングバックを務めていたアサモアに代わり、[4-4-2]の左SBとしてマンチェスター・ユナイテッドからエブラを獲得するという。ユナイテッド退団を噂されるエブラは先週トリノに滞在していたとされており、2年契約を結ぶと見られている。
さらに中盤の主力を残留させるとともに、ウディネーゼのロベルト・ペレイラ、ラツィオのカンドレーバ、スポルティングのウィリアム・カルバーリョの3人を狙うようだ。
そして2トップから3トップへの移行によってウインガーが必要になる前線には、ユナイテッドのナニー、バルセロナのアレクシス・サンチェス獲得に動いているという。ナニーに関しては年俸400万ユーロの3年契約で話が進んでおり、サンチェスについてはバルサからトレード要員としてジョレンテかビダルを求められていると報じられている。ユーベはガラタサライのドログバ、サンプドリアのガッビアディーニにも関心を示しているようだ。一方、サウサンプトンからレンタル移籍しているオズバルドは買い取らない可能性が高いという。