16日のDFBポカール(国内カップ戦)準決勝で2部のカイザースラウテルンに5-1と大勝し、3年連続となる決勝進出を果たしたバイエルン。この試合で3ゴールに絡んでみせたロッベンは、ファイナルの相手ドルトムントとの対戦に意気込んでいる。ブンデスリーガ公式サイトが同選手のコメントを伝えた。
「ドルトムントのような強敵と当たるのはファンタスティックなこと。素晴らしいファイナルになるだろう。前回彼らに負けたこともあって対戦するのが待ち遠しいよ」とオランダ代表FWは語っている。両チームは今季すでに3度顔を合わせており、7月に行われたドイツスーパーカップでは4-2でドルトムントが勝利。そしてブンデスリーガでは11月23日の第13節はドルトムントが、今月12日の第30節ではバイエルンが、それぞれ0-3と敵地から勝ち点3を持ち帰っている。
カイザースラウテルン戦でのロッベンは、23分にCKを蹴って先制点をアシストすると、32分にはクロースへのラストパスで2点目を演出。さらに後半開始早々にPKを獲得し、これをミュラーが決めて3-0としていた。チームはその後1点を返されたものの、終盤にマンジュキッチ、ゲッツェが加点している。
ブンデス史上最速で優勝を決めるなど圧倒的な強さを見せるバイエルンが今季49試合で喫した黒星はわずか4だが、その半分はドルトムントに喫したもの。2年前のDFBポカール決勝でも香川真司が先制した相手に5-2と敗れている。過去10試合の対戦成績も4勝2分4敗とまったくの五分だが、5月17日にベルリンで行われる決勝ではどちらが歓喜を味わうことになるのだろうか。