アスレティック・ビルバオ対バレンシアは、「後半は完全に押し込まれた」(ビエルサ)、「我われが勝利に値した」(バルベルデ)という両指揮官の言葉が示すように、内容的にはバレンシアの試合だった。しかし79分、途中投入ムニアインの今季初ゴールが決勝点となり、ホームチームに軍配が上がっている。
直後に控えるCLポルト戦をにらみ、控え中心のメンバーでバジャドリー戦に臨んだマラガは8分、FKからデミチェリスのヘッドで先制。だが41分に追いつかれると、温存していたイスコ投入後も流れを変えられず引き分け止まり。ベティスはホルヘ・モリーナとルベン・カストロ、2トップのゴールでオサスナに競り勝った。第20節から5戦勝ちなし(2分3敗)と調子を落としていたが、ここ3戦2勝1分と復調。再び欧州カップ戦出場圏内に浮上してきた。
※本誌298号ではアトレティコ・マドリー対ソシエダのレビューや、リーガで活躍を見せるメキシコ代表のベラとドス・サントスの2人のコラム、2強いと対戦したデポルティーボとセルタのコラムなどを掲載。