ウェストハム対マンチェスター・ユナイテッドと同様、残るプレミア対決2試合も再戦に持ち込まれた。スワンジー対アーセナルは、一進一退の攻防を経て後半ゴールの応酬に。58分にミチュの先制点を食らったアーセナルが81分、83分の連取で試合をひっくり返したが、その4分後、CKからスワンジーFWグレアムが同点ゴールを叩き込んだ。QPR対ウェストブロミッチも、後半ロスタイムにQPRが追いつく劇的なドローとなっている。
マンチーニ対ゾラ、イタリア人監督対決が注目されたマンチェスター・シティ対ワトフォード(2部)は、格上が完勝。前半で2点を先行すると、終了間際には途中出場でデビューした17歳、ブラジル生まれのポルトガル人MFマルコス・ロペスにもゴールが生まれた。
その他のプレミア勢では、ノリッジとアストンビラがそれぞれ2部のピーターボロ、イプスウィッチを下した一方、格下相手にまさかの“第2レグ”突入となったのが4チーム。特にウィガンは、ホームで3部のボーンマスに先制を許し、終盤に何とか同点に(宮市亮は招集外)。フルアム、サンダランド、ストークも2部勢に勝ち切れなかった。片や、同じ2部勢を相手に歓喜したのが2チーム。マクルズフィールド、ルートンというセミプロ(5部)たちが、番狂わせの32強入りを果たした。
※本誌289号では、サウサンプトン対チェルシー、ウェストハム対マンチェスター・ユナイテッドのレビュー、プレミア対下部の対決となったブライトン対ニューカッスル、マンスフィールド対リバプール、トッテナム対コベントリーの記事を掲載。